読書記録・7月

読書メーターを使い始めたので、まとめ機能使ってみるよ!ネタバレを容赦なんかしないよ!


7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2105ページ

猫島ハウスの騒動 (カッパ・ノベルス)猫島ハウスの騒動 (カッパ・ノベルス)
葉崎シリーズ3段。このシリーズにとって緩いロマンスと本の蘊蓄が思いのほか大事だということが明らかに。マグノリアの巡査、アゼリアの巡査に比べると七瀬君はそういった意味でも不憫だ。いい子なのに。
読了日:07月12日 著者:若竹 七海
悪童日記 (Hayakawa Novels)悪童日記 (Hayakawa Novels)
ボタンをかけちがえたまま大人になるのは切ない。ぼくらも、両親も、おばあちゃんも、将校も、女中も、兎っ子も、みんな。
読了日:07月12日 著者:アゴタ クリストフ,クリストフ、アゴタ,Agota Kristof
だれかのいとしいひとだれかのいとしいひと
色々行き詰ってたので別の本をほったらかして読む。安心した。映像的でなんともいえない空気感がある。いくえみ綾の漫画みたいな小説。いい意味でね。
読了日:07月15日 著者:角田 光代
存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)
「愛してる」の形が違うことは不幸なのか、あるいは愛さえあれば幸福なのか。どれもこれも中庸が一番のような気がする。そして人間なら仕事も充実していて、最後には夫が戻ってきた「と思えた」マリー=クロードが一番いい人生だったのかもなあ。
読了日:07月26日 著者:ミラン・クンデラ
絶叫委員会絶叫委員会
とにかく「あたしはメーテルじゃない。あたしだってメーテルが欲しい」にやられた。言葉ってすごいなあ。電車の中で読んでいるとたまに噴き出しかけて怪しいひとになった。
読了日:07月28日 著者:穂村 弘
リセット (新潮文庫)リセット (新潮文庫)
タイムトラベル・ラブストーリー傑作選をつくるとしたら確実に選ばれるであろう1作。や、正確にはタイムトラベルじゃないけど。ちょっと「たんぽぽ娘」っぽい趣もありつつ、最後の再会のところでは涙腺緩んだ。
読了日:07月29日 著者:北村 薫
秋月記秋月記
面白くないわけじゃないんだけど、全体的にモヤっとする。萌えそうで萌えないちょっと軽めの時代小説。姫野弾正の仇討ちとか、見せ場のはずなのに何となく笑えてしまうし、男装美少女も「なぜ男装なのか」にエピソードがあまりなくて単に「男装なんです」「そうですか」「主人公に恋してるんです」「そうですか」くらいなのが残念だ。もっと藩政に集中したり、あるいは橋づくり〜葛づくりのくだりを掘り下げて書けば面白かったろうに。
読了日:07月30日 著者:葉室 麟

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