フレンズ・オン・アイス見てきました記

お久しぶりです。あ、来年からの転職が無事に決まりました。なにかと厳しい業界ですが、これが天職だ!と言えるように頑張ります。
さて、本題。フレンズ・オン・アイスに行ってきました。チケットが発売されたときは正直どうなるかわかってなかったので、今年も無理かなーと思っていたのです。が。
美姫ちゃんの参加、高橋君の復帰、そして何よりイリーナ・スルツカヤの参加というサプライズに直面したら、行くなら今しかねえ!と思っちゃったんですよねえ。幸い、公演1週間前という時期にチケットを入手することができ、初フレンズしてきました。いやあ、幸せだった。以下、印象に残ったところなど。
・翔子ちゃんのミス・サイゴンはオープニング→「世界が終わる夜のように」が中心でした。死なないキムふたたび。他の部分がどうなっているのか気になります。「命をあげよう」使ってるのかとか。しかし彼女、洗練されましたね。
・ジュニアの鈴木さんも溌剌としていて可愛らしかったなー。すくすくと伸びてほしいと思いました。
・岳斗先生のノリノリっぷりが凄かった。帽子プロのジャンプノーミスでガッツポーズ出たよ!は単なる序章に過ぎなかったのは後述。あと、近くで見ると本当にイケメンでした。
・あっこちゃんはバーレスク。踊るの大好き!っていう感じがして幸せなプロでした。あの金色の衣装、近くで見るとドキドキするよね。
・本田先生の大きさと温かさは特に2プロ目の「エトピリカ」で発揮されていたのですが、なんとフィニッシュポーズでよろけて笑いを取るというサービスをしてしまい。そのあとで苦笑いしながらポーズ取り直すところがお茶目で良かったです。
・初の生イーラは恐ろしく可愛かった。溌剌としていて、笑顔が素敵で、まさにアイドル!特に2曲目の「Raining Men」の盛り上がりぷりっときたら!女の子のああいう曲(しかも歌詞はちょいエロ)で盛り上がるっていうのは素晴らしい才能としか言いようがない。本気でスルツカヤみたいな三十路になりたいと思ったわたし。ていうか目指す。あと紹介アナウンスの「Thank you!シズカ!」が可愛すぎて着ボイス欲しくなった。
・高橋君の新SPはずいぶんと難しい曲だった。あれ、照明込みだからちょう盛り上がったけど、普通のライトで乗せていくのは難しい曲かもなあと。個人的には大好きなのですが。
・羽生くんは正しいロミオだなーと。破滅に向かう若気の至りっぷり、ジュリエットが好きなのかジュリエットを好きな自分が好きなのかよくわからない感じとかが良く出ていて、これは初期代表作になるんじゃないかなあという予感。
・小塚マンボの表現力にびっくりした。できるじゃん!っていう。新SPは難しいプロだなーと思ったけど、個人的には好感触です。あとは素敵衣装が必要だと思います。誰か彼に素敵衣装を処方してください。設定にどーんと入り込めるような。
エヴァンは試合に出てなかった期間にいろんなものを身に付けたなと。ロクサーヌとかセクシーだったもの。相変わらず黒くて長かったけど。体も絞れてるし、このままいくと良い感じで復帰に迎えるんじゃないですかね。
・ケイトリンたちはどんどんキャラが立ってきていいなーって思ってます。大人のロマンティックがはまる。まだ22歳と24歳なのに。可愛い路線に強いシュピル組の天下が続きそうだからこそ、こういうキャラのままずんずん進んでほしいなと思います。やっぱアイスダンスはこういうのが好きよ。
・有香さんの全身からあふれ出るいい女オーラは素晴らしいですね。コーチ業が盛況なのは素晴らしいことだけど、これを見られる機会が限られてしまうのは残念です。だからこその贅沢感。やったね。
・シェイリーンのサービス精神は尋常じゃない。隅々までサービスしまくる。そして可愛い。美しい。人を幸せにするエンターテイナーってこういう人のことを言うんだなあと思った。
・最終的にふたりがそこにいるだけでスタオベしたくなる域に超ロマンティック☆だったパン&トン。トン兄さんのたどたどしい英語アナウンスも可愛かったです。パントンは本当に技のつなぎがいい。そこにロマンティックが潜んでいるので、技がどんどん積み重なっていく終盤にはロマンティックが凄い量になっている。ロマンスの名人芸。
・美姫ちゃんは千の風になってでした。チャンピオンの風格というものが備わってきて、スケールが大きくて素敵でした。だからこそ、まだ試合で見たいなーと思ってしまう。いや、静香さんだってプロになってから伸びているわけなので、こういうフィールドで成長することも可能だと思うけど、でもやっぱり戦ってる彼女が好きなのよ。わたし。
・静香さんのVoiceは至高でした。表情も見せ方もいいし。踊るのうまいタイプではなかったけど、そこもまた向上してるし。この人はいったいどこまで伸びるんだろうなーって思う。思わず「現役か!」と突っ込んでいるお客さんがいました。わたしも同じ気持ちだ。

・コラボプロはシェイリーンのマンボステップが見られたのが一番うれしかったです。しかしまあ、アイスダンサーって凄いね。改めて。体の使い方がとにかく巧い。たぶんあれ、巧いから動きも大きくなるし、余計なエネルギー使わなくてすむようになってると思うのね。感動的でした。小塚くんのコピーっぷりにも感動しました。
・仙台のキッズとのコラボはねー。キッズの男の子がもう可愛くて。たどたどしいイーグルとか、思わず「がんばれ!」って叫びたくなっちゃった。ああいうところから、荒川さんとか本田先生とか岳斗先生とか羽生くんが出てきたんだなと思うとしょっぱなから泣けた。荒川さんのsmileも優しく可愛らしくて良かったけど。本田先生の女の子の扱いが何となくぎこちなかった。一児の父!とか思った。
・「道」コラボのヤマコ・ジェルソミーナ・田村の全開ガール(?)っぷり。でかい。そして巧い。基本がちゃんとした笑いって素晴らしいですね。ジャンプまで似せてるし。アクセルが高橋くんそっくりで笑いました。しかし、白黒ギンガムのせいなのか、立派なお乳のせいなのか、彼を見た瞬間わたしの頭に浮かんだ言葉は「牛」でした。しかしあの振る舞いはジェルソミーナっていうよりザンパノじゃないのか。好き放題だし。でかいし。

フィナーレの序盤、わたしの目の前で踊ってくれたのが美姫ちゃんだったので、すっごい見つめてしまった。可愛かったです。まあ、いつものことですが。高橋くんがケイトリンと踊って嬉しそうだったり、賢二先生とシェイリーンがちょっとだけ組むシーンがあったりして、眼福でした。あ、賢二先生が痩せていた。
全体的に、キャストが楽しそうだしバラエティに富んでいるし、震災に関しても「わたしにできること」を等身大にとらえている感じがして、良いショーでした。祈ることだけじゃなく、楽しませること、笑うこと、前向きに自分のできることを頑張ることなど、ひとつじゃないんだなと。そう思えるショーで、わたしはあの場所にいられたことを幸せに思いました。どうもありがとう。フレンズ。