ロステレコム杯男女SP覚書・地上波版

今回ってBS朝日は明日なのねい。残念だわ。残念だけど今のうちに書いておく。後で追記するかもしんない。
男子SP
プルシェンコさんはこの人、本当に3年休んでたんだろうかって感じ。何なの。宇宙人なの。すごすぎて特に語るべきところがない感じ。ちくしょー。
・小塚君は男前になってた。衣装も男前だったけど、いい面構えになってきた。去年はロミオでも「ジュリエットの家族に気に入られそうなロミオ」だったんだけど、今は彼女の父親に「何だね君は!うちの娘をたぶらかしおって!」と言われそうな感じだ(褒めてます)。いやー「男子三日会わざれば刮目して見よ」っていうことわざを体現している感じです。プログラムはまだ馴染んでない感じだけど、去年のTake Fiveが「キャラバンあってのTake Five」だった→新プロではあるけれど馴染み易かったってことを考えると、これは全日本くらいにギターの鋭さに身体が追いついてきてぐんぐん伸びるタイプだね!楽しみだ。あとは腕の稼働域が広がるともっといいんだけど。手刀かドラえもんの手かって感じなんだよなあ。それを思うと、モロゾフって腕の使い方教えるの結局うまいよね。最初はブンブンで肩から動かすことを教え、馴染んだら肘を使うことを教えるっていう。背中と腕に柔らかさや動きの大きさが出れば、高橋織田よりも背が高いことを活かせると思うんだけど。
・ジョニーさんはもう、好きにして!でも、そういう路線をやるからには技術が男らしくないと決まらないね。これはこれで冒険。スワンや秋によせて路線の優雅系を持ってくるよりずっと冒険。
・まさかケヴィンを流すとは…稔が「彼はもっとできる子」的なスタンスだったのにちょっとほっこりしたが、キスクラにいたのが嫁だと云いそびれたのは痛恨のミスでないのかい。稔的に。
女子
・なんか全体的にジャンプの調子がイマイチだった女子。転倒こそなかったんだけど、レオノワやアリッサやアシュリーもちょっと不安定そうな着氷が多かった。そんな中の今日輝いていた大賞はやっぱりセベ姐。あのルッツに私は思わず「きょほー」と叫んだね。もう、カッコいい。でもさあ、まあリベルタンゴに繋ぐのは許容するけどあのバージョンはどうなの。セベ姐。普通のチェロ版とかでいぐね?
・アリッサは転ばないアリッサだったけど、もう少しインパクトが欲しいかも。去年までのスワンが本人にぴったりのプロだったせいか、動きの少なさに物足りない感じが。せっかくリズム感いいのに。
・アシュリーは見るたびに美しいレディになっているのが何より楽しみです。ポニーテールぶんぶんステップの子だったのにねえ…
レオノワの可愛さはけしからん。しかし彼女の何がけしからんて、ロシアの女子シングルは今結構しんどい状況で、毎年のように代表選出選手が変わって、かと思えばナショナルでノービスに負けたりして「あの代はちょっとね…」って言われてた中で必死に奮起してジュニアワールドのタイトルを取って、そういう負けん気の強さの中で笑顔でわくわくスパイラルができるっていう強さだ。乗り越えるのも大変だけど、チャーミングで有り続けてそれを武器にするのも大変だし、素晴らしいことだ。
・美姫ちゃんの出来、思ったよりもイケてなくてちょっと安心(笑)。全然じゃん。それなのにあの点ってのは、伸びしろが多いってことなので。あと地味にレイバックでLv3らしいのが嬉しい。でも、このプロは完成型の輪郭がちゃんと見えるし、そこをさらに磨いて輝かす姿もビジョンとして想像できるので安心した。本人のインタビューがいつになく楽しそうだったのも。
・真央嬢に関しては…でも、状況や今までのことをとやかく言っても仕方ないから。こっちがぐちぐち言っても、大量のスポンサーの期待に応えなきゃいけない現実も、JOCからの特別強化費1000万が付与された3人のうち1人だということも、特殊な契約を結んでSAになっていることも変わらない。コンボ抜けのリカバリを考えておかなかったことも、FSに軽やかなピアノ曲でなく「鐘」を選んだことも、3Aにこだわる戦略を(ジャッジからの「大技ジャンプはハイライト」というメッセージを受けた上で)選んだことも変わるわけじゃない。「あのときああしていれば」なんてことは何の意味もなさない以上、批判や意見はしっかりと踏まえた上で、ここからどうするかをしっかり考えればいいんじゃないかな。真央嬢はそうやって自分とタラソワ先生を信じればいいし、本当に彼女のことが好きな人は、結果がどうあれ他の選手と比較して何かを言ったりしないよ。同情でも可哀想がりでもなくて、彼女がこの局面を糧にしてどう伸びていくのか私は見守りたいです。それだけなんだよね。