読了リスト
北村薫の「円紫さんと私」シリーズをイッキ読み。
ベッキーさんシリーズのほうを先に読んでいたので、英子さんと≪私≫の経験の対比をしながら面白く読めた。
- 作者: 北村薫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1994/03/27
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- 作者: 北村薫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1996/02/17
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- 作者: 北村薫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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- 作者: 北村薫
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売られた貴族の娘を群衆は憐み「鎖を断ってしまえ」「愛してくれる青年の元へ行けばいい」という。1年後、愛してくれる青年と逃げ子をなした彼女を群衆は責め立て「姦通だ」「人でなし」と罵り石を投げる。彼女は群衆の石に倒れ、石が当たった子どもは泣き叫ぶ。いい気味だと嘲笑う群衆は「でも、こんなにひどくやられると可哀想ね」と言う…ってな話。なんかねえ、つまされますねえ。
よしと云いあしと云われつ難波がたうきふししげき世を渡るかな
マスコミでも個人でも、持ち上げて叩いてまた哀れむのは古今東西変わらないんだよね。私たちは単純にマスコミのみを批判すべきでも、振り回されるべきでもない。何が真実なのか決めるのは私たちの心なんだから。
- 作者: 北村薫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2004/04/09
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出版社の裏側が覗けて楽しいのと、姉さんの子があっという間に喋るようになっていて驚いたのと、正ちゃんが「ボク」って言わなくなったのが寂しいのと。飯山さんの友達と≪私≫はうまくいったのかなあ。うまくいってるといいなあ。≪私≫の恋人を書けなかったから、ベッキーさんシリーズの英子さんには仄かな想いを寄せ合う青年将校を作ったのかなあ…なんて。
でもって、これも読んだ。
- 作者: ロバート・A・ハインライン,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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でも恋愛部分はどうなの。ベルに嵌められたからって「やっぱりリッキーにしとけば…」って!早まるなダン。お前の世界はベル(セクシー系悪女)かリッキー(聡明な小学生)の2択なのか。世界は広いぞダン。まあ小学生のうちに手を出さなかったので良しとしようか。でもなあ、これで運命って言われてもなあ…。
そしてリッキーは思春期に出会ったどんな男よりコールドスリープ中のダンが良かったのか。お前の世界は1択なのか。世界は広ry