いっこうに発表されない安藤美姫のFSを予測してみる

世間ではJGPSなんか始まっているわけなのに、いっこうに安藤美姫嬢の新プロ情報が出ません。
まあ、情報が出まくってもあまり良いことないのは身に染みているのでいいんですが、「そっかーあの曲かー、どう解釈するのかな。ふむふむ。」と妄想したいというのもファン心理としてはございます。
今のところ、FSのヒントとして出ているのが「女性の物語」「スローな部分もある」ってことくらい。まあ、映画でもミュージカルでもオペラでもバレエでも、スローな部分がまったく無しのほうが珍しいのですが、このへんをヒントに妄想してみる記事です。


≪オペラ編≫
・トスカ(歌姫・自殺エンド)
いわずと知れた鳥のオリンピ…じゃないトリノオリンピックプルシェンコさんが使った曲。ベタ好きなモロゾフ的にも、本人のキャリア的にも可能性は高い。派手だしスローパートもあるし。個人的にはあの「どーん!ばーん!」みたいな曲調に無駄にツボってしまうこともあるが、さすが名曲だとは思う。



トゥーランドット(姫・幸せに暮らしましたとさエンド)
いわずと知れた鳥の五輪…じゃないトリノ五輪で荒川さんが使った曲。
いくら使い回し派なモロゾフでも、さすがにないと思いたい。それに本人が氷の女王っぽくない。



カルメン女工→ジプシー・刺殺エンド)
07-08シーズンの雪辱を!と思って期待している人の多いプログラム。
私も見たいが、すでにミライ・ナガスエレーネ・ゲデバニシビリが使用を決めているのと、青衣装が着れないのと、何しろ棄権したことのある因縁のプログラムで業が深かったりもする。



蝶々夫人武家の娘・自殺エンド)
トリノ五輪の雪辱を!と思って期待したいプログラムのひとつではある。
しかし「ある晴れた日に」メインだと少々盛り上がりに欠ける感があるのと、何しろあの頃のプログラムなので業が深かったりもする。



・椿姫(高級娼婦・病死エンド)
これまた王道。近年あまりトップの女子シングル選手が取り上げていないので狙い目かもしれない。カッペリーニちゃんたちがやっていたのは記憶に新しいが、アイスダンスだし。
個人的に椿姫はリード組にやってほしいんですが…キャシーの美しさもさることながら、クリスのキャラが立つと思う。



サロメ(姫・処刑エンド)
「ミキはどこかアラビア風」とモロゾフが言っていたこともあるので、似合うとは思う。しかしサロメは「怖い処女(おとめ)」なので、これを演じるには年かさになりすぎたかもしんない。
ちなみに今度、篠井英介サロメを演じるんですよ奥さん!なんか怖っ!



アイーダ(亡国の姫・処刑エンド)
オリエンタルかつドラマティックという意味では、これもまた悪くはない。ミュージカル翻案もあるです。しかし「凱旋行進曲」を使った瞬間、サッカースタジアムな気分になるという諸刃の剣が(←どうでもいい)





≪ミュージカル≫
エリザベート(皇后・刺殺エンド)
わたしがしつこく推奨しているのがこれ。
曲の良さは申し分ないし、題材的にもドラマティックだし、曲かぶりの心配もない。だがしかし、モロゾフが選びそうかというと疑問が残るんだよ、やっぱカルメンやトスカに比べればマイナーだし。



・エビータ(大統領夫人・病死エンド)
のし上がる強い女の一代記だし、映画化もされて知名度は申し分ないけれど、いかんせんアルゼンチンの話なので、太陽のようなファンキーさがあってほしいタイプの音楽とモロゾフの食い合わせは良くないような気がする。
あと、曲想の統一感が微妙っちゃ微妙(ALW節でのみ統一されている)なので、下手すると変なつなぎのプロになりそうだ。



ミス・サイゴンベトナムの娘・自殺エンド)
ベトナム戦争版・蝶々夫人。最近はユナ・キムが演じていたりする。ドラマティックで音楽は非常に好きです。色んな人が意外とやってるんだけど「ベトナムのクラブで働く娘→貧しい難民の母→コールガール」みたいな変遷をたどる転落モノなので、
題材は良かったけど衣装どうしよう…となっている人が非常に多いような気がしている。ユナの衣装も結局当たりがなかった。だって一番キムらしい衣装って「命をあげよう」のボロボロのシャツとスカートなんだもの。



他にも、マリー・アントワネットとかジェーン・エアとかマルグリットとか色々あるけれども。



≪バレエ≫
ロミオとジュリエット(貴族の娘・心中エンド)
バレエ以外にも色々と題材はあります。ロミジュリ自体はモロゾフお得意のテーマではありますが、「女の一生」というカテゴリからは少々外れる気がしないでもない。



白鳥の湖(姫・あの世エンド?)
女の子がみんなやりたがるオデット姫だったりしますが、白鳥よりも鷹や鷲みたいな表現が得意なんだよな。どっちかといえば「黒鳥」のほうが似合いそうだが、女の一生かというと…うーむ。



なんか、バレエ音楽ってぴんとこない。もうシェヘラザードやっちゃったし、火の鳥もなさそうだし、バヤデールも…。わだすがバレエに詳しくないせいもあるんでしょうが。



≪映画≫
タイタニック(令嬢・たくましく生きていくエンド)
なぜか噂の多かったタイタニックセリーヌ・ディオンはカナダの人だしね。曲調があまりにベタすぎねえか?と思っていましたが、某動画サイトのMADを見て以来、良いんじゃないかと思い始めた次第。
ケイト・ウィンスレットもオスカー獲ったしね。



・ひまわり(町娘・別離?エンド)
曲は好きですが映画は観てない。でも、雰囲気のある曲なので悪くなさそうだ。
どうでもいいけど「ひまわり」というと、川原泉「真実のツベルクリン反応」の恋愛映画に対する適当な批判を思い出す。「そんで取り残された方は、泣きながらひまわり畑を走り回ったりするのよ」だったっけ。



ピアノ・レッスン(喋れない人妻・一応結ばれるエンド)
デロベルさんとショーンフェルダーさんが素敵なプログラムを滑っていたので、比較的想像しやすい。静か系に見えて意外と激情的かつ官能的な話だったりする。ひとりの女性の自立と解放の話として捉えることもできるし。



ティファニーで朝食を(コールガール・結ばれるエンド)
レイチェル・フラットさんがチャーミングに演じておられた昨シーズン。ムーンリバーは勿論大好きですが、こじゃれた感じが必要なのでモロゾフとの食い合わせはどうなんだろ。



他にも嵐が丘とかジャンヌダルクとか風と共に去りぬとか色々あるけれど。



本当にどうなるんだろうか。いつまで焦らされますかねえ。
個人的には本命・トスカ、対抗・タイタニック、大穴・エリザベートとかそういう感じで妄想中。